人気ブランド別古着選びの完全マニュアル - 定番から狙い目まで
- 2025年10月31日
- 読了時間: 15分
更新日:2025年11月4日
ブランドを知ることが古着選びの近道
古着屋に足を踏み入れると、聞いたこともないブランドや、見慣れないロゴが並んでいて、何を選べばいいのか迷ってしまう──そんな経験はありませんか?古着の世界には、現在は存在しないブランドや、日本ではあまり知られていないアメリカやヨーロッパのブランドが数多く存在します。
しかし、人気の定番ブランドを知っておけば、古着選びは格段に楽になります。品質が保証されているブランド、年代によって価値が変わるブランド、特定のアイテムに強みを持つブランド──それぞれの特徴を理解することで、自分に合った古着を効率的に見つけることができます。
本記事では、古着屋でよく見かける人気ブランドを、カテゴリー別に詳しく解説します。定番中の定番から、知る人ぞ知る狙い目ブランドまで、それぞれの魅力と選び方のポイントをお伝えします。これを読めば、明日から古着屋でのブランド選びに自信が持てるようになるでしょう。
目次
アメリカンカジュアルの王道ブランド
アメリカ古着の世界において、外せない定番ブランドがあります。これらは品質が高く、デザインも普遍的で、古着初心者から上級者まで幅広く支持されています。

ラルフローレン(Ralph Lauren)
1.ブランドの特徴
ラルフローレンは、アメリカントラッドスタイルを代表するブランドです。ポロプレイヤーのロゴで知られ、上品でクラシカルなデザインが特徴です。古着市場でも非常に人気が高く、状態の良いアイテムが豊富に流通しています。
2.おすすめアイテム
・ポロシャツ
ラルフローレンの代名詞とも言えるアイテム。胸元のポニー刺繍が特徴で、カラーバリエーションも豊富です。生地がしっかりしていて、古着でも型崩れしにくいのが魅力です。
・ボタンダウンシャツ
オックスフォード生地のボタンダウンシャツは、カジュアルにもきれいめにも着回せる万能アイテム。年代物でも清潔感があり、長く愛用できます。
・チノパン
ラルフローレンのチノパンは、シルエットが美しく、履き心地も抜群です。特にベージュやカーキのチノパンは、どんなトップスとも相性が良い定番です。
3.年代とタグの見分け方
ラルフローレンは年代によってタグのデザインが変わります。1970〜80年代の古いタグは、コレクターからも人気があります。「POLO COUNTRY」「POLO SPORT」などのラインによっても価値が異なるので、タグをよく確認しましょう。
4.選び方のポイント
ラルフローレンは比較的高価格帯ですが、その分品質は確かです。襟や袖口の状態、ボタンが全て揃っているか、ポニー刺繍がほつれていないかをチェックしましょう。サイズは現代の基準よりやや大きめに作られていることが多いので、実寸確認が重要です。
チャンピオン(Champion)
1.ブランドの特徴
1919年創業のアメリカのスポーツウェアブランド。スウェットシャツの名門として知られ、古着ファンからは特に「リバースウィーブ」と呼ばれる製法のアイテムが高く評価されています。
2.おすすめアイテム
・リバースウィーブ スウェット
通常のスウェットとは逆向きに編まれた生地を使用しており、縦方向の縮みを防ぐ画期的な製法です。1980〜90年代のヴィンテージリバースウィーブは、古着市場でも高値で取引されています。
・カレッジプリントスウェット
アメリカの大学名やロゴがプリントされたスウェットは、アメカジスタイルの定番。それぞれの大学のカラーリングが個性的で、コレクション性も高いアイテムです。
・Tシャツ
シンプルなロゴTシャツから、バックプリントが入ったものまで、バリエーション豊富。生地が丈夫で、古着でもへたれにくいのが特徴です。
3.リバースウィーブの見分け方
リバースウィーブには、脇の部分に補強のためのガゼット(リブ素材の当て布)が付いています。また、袖口や裾のリブが太めで、「Champion」のロゴが刺繍またはプリントされています。タグに「REVERSE WEAVE」と記載があるのも確認しましょう。
4.選び方のポイント
スウェット類は、首元のよれや袖口・裾のリブの伸びをチェックします。プリントや刺繍がしっかり残っているか、色褪せの程度も確認しましょう。特にヴィンテージのリバースウィーブは人気が高いため、状態の良いものは高価ですが、その価値は十分にあります。
カーハート(Carhartt)
1.ブランドの特徴
1889年創業のアメリカのワークウェアブランド。もともと労働者向けに作られた服なので、耐久性が非常に高く、古着でも長く着られるのが魅力です。近年はストリートファッションでも人気が高まっています。
2.おすすめアイテム
・ダックジャケット
カーハートの代表的なアイテム。コットンダック生地を使用した丈夫なジャケットで、使い込むほどに風合いが増します。ブラウン系のカラーが特に人気です。
・オーバーオール
ワークウェアらしいタフな作りで、カジュアルコーデの主役になるアイテム。デニムやダック生地のものが多く、それぞれに違った表情があります。
・ワークパンツ
ペインターパンツやカーペンターパンツなど、機能的なポケットが付いたワークパンツは、実用性とデザイン性を兼ね備えています。
3.年代による違い
古いカーハートは、現行品よりもゆったりとしたシルエットで、生地も分厚いのが特徴です。1980年代以前のアイテムは、「USA製」の表記があり、特に価値が高いとされています。
4.選び方のポイント
ワークウェアなので、ある程度の使用感や汚れは「味」として楽しめます。ただし、破れや大きなシミがあるものは避けましょう。ファスナーやボタンの状態、ポケットの破れなどをチェックします。サイズはオーバーサイズで着るのがトレンドなので、大きめを選ぶのもおすすめです。
リーバイス(Levi's)
ブランドの特徴
デニムの王様、リーバイス。1853年創業の老舗デニムブランドで、古着デニムの世界では最も重要な存在です。特に「501」「505」などの型番は、古着ファンなら誰もが知る名作です。
1.おすすめアイテム
・501ジーンズ
ボタンフライ、ストレートシルエットの定番デニム。年代によって細かなディテールが異なり、ヴィンテージ501は非常に高い人気を誇ります。
・505ジーンズ
ジッパーフライで、501よりもやや太めのシルエット。履きやすく、日常使いに最適です。
・デニムジャケット
「Gジャン」として親しまれるアイテム。型番は「70505」「71205」などがあり、年代によってポケットの形状やディテールが異なります。
2.年代とディテールの関係
リーバイスは年代鑑定が奥深いブランドです。赤タブの大文字・小文字、バックポケットのステッチ(アーキュエイトステッチ)の形状、ボタンの刻印などから製造年代を推定できます。1960年代以前のアイテムは「ビンテージ」、1970〜80年代は「ビッグE」などと呼ばれ、コレクターズアイテムとして高値が付きます。
3.選び方のポイント
デニムは色落ちやダメージが個性になるアイテムです。自分好みのフェード(色落ち)やアタリ(擦れによる色の変化)があるものを選びましょう。股部分の破れやポケットの状態、ファスナーやボタンの動作確認も重要です。サイズは実寸測定が必須で、特にウエストと股下のサイズをしっかり確認しましょう。
ペンドルトン(Pendleton)
1.ブランドの特徴
1863年創業のアメリカの老舗ウールメーカー。ネイティブアメリカン柄の美しいウールシャツやブランケットで有名です。上質なウール素材と伝統的なデザインが魅力で、古着でも状態の良いものが多く見つかります。
2.おすすめアイテム
・ウールシャツ
鮮やかな色使いとネイティブ柄が特徴のウールシャツ。保温性が高く、秋冬の主役アイテムとして活躍します。一枚で存在感があり、コーディネートのアクセントになります。
・ブランケット
インテリアとしても人気のウールブランケット。使い込まれた柔らかさと、色褪せない鮮やかな柄が魅力です。
・ジャケット
ウールジャケットやベストも人気。フォーマルすぎず、カジュアルすぎない絶妙なバランスが魅力です。
3.選び方のポイント
ウール素材なので、虫食いの穴がないかを入念にチェックしましょう。光に透かして見ると、小さな穴も見つけやすくなります。また、ウールは縮みやすいので、洗濯表示を確認し、適切なケア方法を知っておくことが大切です。色が鮮やかに残っているものほど価値が高いとされています。
アウトドアブランド
機能性とデザイン性を兼ね備えたアウトドアブランドは、古着市場でも高い人気を誇ります。耐久性に優れているため、古着でも状態の良いものが多いのが特徴です。

パタゴニア(Patagonia)
1.ブランドの特徴
環境保護に力を入れるアウトドアブランドとして知られるパタゴニア。高品質な製品と、ブランドの理念が共感を呼び、古着でも非常に人気が高いブランドです。
2.おすすめアイテム
・フリースジャケット
パタゴニアの代名詞とも言えるアイテム。特に「レトロX」や「シンチラ」などのモデルは、古着市場でも高値で取引されています。保温性が高く、軽量で動きやすいのが魅力です。
・ナイロンジャケット
「バギーズ」などのナイロンジャケットは、アウトドアだけでなく街着としても人気。コンパクトに収納でき、急な雨にも対応できる機能性の高さが魅力です。
・Tシャツ
環境保護をテーマにしたグラフィックTシャツは、メッセージ性があり、コレクション性も高いアイテムです。
3.年代による価値の違い
1990年代のパタゴニアは、特に「90sパタゴニア」として人気があります。カラーリングが鮮やかで、デザインも個性的なものが多い時代です。タグに「Made in USA」と記載があるものは、より古い年代で価値が高いとされています。
4.選び方のポイント
フリースはパイル(毛羽立ち)の状態をチェックします。擦れて毛玉ができていたり、パイルが寝てしまっている部分があると、保温性が落ちます。ナイロンジャケットは、破れや色褪せ、ファスナーの動作を確認しましょう。パタゴニアは修理サービスも充実しているので、多少の傷なら修理して長く着るという選択肢もあります。
ノースフェイス(The North Face)
1.ブランドの特徴
1966年創業のアメリカのアウトドアブランド。登山用品からスタートし、現在ではストリートファッションでも絶大な人気を誇ります。機能性が高く、デザインもスタイリッシュなのが特徴です。
2.おすすめアイテム
・ヌプシジャケット
1990年代に登場した名作ダウンジャケット。ボリューミーなシルエットと高い保温性で、冬の定番アイテムです。古着市場でも特に人気が高く、状態の良いものは高価です。
・マウンテンパーカー
防水性と透湿性を兼ね備えたジャケット。「GORE-TEX」素材を使用したモデルは、機能性が高く、長く愛用できます。
・フリース
「デナリジャケット」などのフリースは、カラフルで個性的なデザインが魅力。アウトドアシーンだけでなく、タウンユースでも活躍します。
3.人気のカラーと柄
ノースフェイスは、カラーバリエーションが豊富です。特に「パープルレーベル」などの限定ラインや、鮮やかな色のアイテムは人気が高く、価格も高めです。また、1990年代のレトロなカラーリングも、古着ファンから支持されています。
4.選び方のポイント
ダウンジャケットは、ダウンの偏りや破れから羽毛が出ていないかをチェックします。防水ジャケットは、経年劣化で防水機能が落ちていることがあるので、撥水スプレーなどでメンテナンスが必要な場合もあります。ファスナーはYKK製の高品質なものが使われていることが多いですが、動作確認は必須です。
コロンビア(Columbia)
1.ブランドの特徴
1938年創業のアメリカのアウトドアブランド。パタゴニアやノースフェイスと比べると価格帯がやや低めで、古着初心者にも手が出しやすいのが魅力です。しかし品質は高く、コストパフォーマンスに優れています。
2.おすすめアイテム
・フリッシュジャケット
中綿入りのナイロンジャケット。軽量で保温性が高く、アウトドアから街着まで幅広く使えます。
・フリースジャケット
ボリューム感のあるフリースは、寒い季節に重宝します。カラーバリエーションも豊富で、好みの色を選べます。
・ナイロンジャケット
防水・撥水機能を備えたナイロンジャケットは、雨の日にも安心。コンパクトに畳めるものが多く、旅行にも便利です。
3.選び方のポイント
コロンビアは、価格が手頃なので、古着初心者が最初に挑戦するアウトドアブランドとしておすすめです。状態の良いものが比較的見つかりやすく、デザインもシンプルなので合わせやすいのが特徴です。ファスナーやボタンの状態、裏地の破れなどをチェックしましょう。
ヨーロッパブランド
アメリカ古着とは一味違った、洗練されたデザインと品質を持つヨーロッパブランドも、古着市場で人気があります。

バーバリー(Burberry)
1.ブランドの特徴
イギリスを代表する高級ブランド。チェック柄(バーバリーチェック)で有名で、トレンチコートをはじめとする上質なアイテムが揃っています。古着でも高級感があり、長く愛用できるのが魅力です。
2.おすすめアイテム
・トレンチコート
バーバリーの代名詞。クラシックなデザインで、何年経っても色褪せない魅力があります。古着でも状態の良いものが多く、一生物として着られます。
・ステンカラーコート
シンプルで上品なデザインのコート。ビジネスからカジュアルまで幅広く対応できます。
・マフラー・ストール
バーバリーチェックのマフラーは、秋冬の定番アイテム。古着でも人気が高く、コーディネートのアクセントになります。
3.本物の見分け方
バーバリーは人気ブランドなので、偽物も出回っています。タグの縫製が丁寧か、チェック柄の左右対称性、ボタンのロゴなどをチェックしましょう。信頼できる古着屋で購入するのが安心です。
4.選び方のポイント
コート類は、裏地の状態を必ず確認しましょう。表地は問題なくても、裏地が破れていることがあります。ボタンが全て揃っているか、襟や袖口の汚れがないかもチェックします。サイズは、インナーに厚手の服を着ることも考えて、やや大きめを選ぶのがおすすめです。
ラコステ(Lacoste)
1.ブランドの特徴
フランスのスポーツブランド。ワニのロゴで知られ、ポロシャツが特に有名です。スポーティながらも上品なデザインで、幅広い世代に愛されています。
2.おすすめアイテム
・ポロシャツ
ラコステの定番アイテム。鹿の子編みの生地が特徴で、通気性が良く、夏でも快適に着られます。胸元のワニのワッペンがトレードマークです。
・カーディガン
薄手のニットカーディガンは、春秋に活躍。シンプルなデザインで、きれいめカジュアルに最適です。
・トラックジャケット
スポーツウェアらしいデザインのジャケット。カラーブロックやラインの入ったデザインが個性的で、古着ファンから人気があります。
3.選び方のポイント
ポロシャツは、襟の状態が重要です。襟がよれていたり、黄ばんでいたりすると、清潔感が損なわれます。ワニのワッペンがしっかり縫い付けられているか、ほつれていないかも確認しましょう。サイズは、ジャストサイズで着るのが上品に見えます。
アクアスキュータム(Aquascutum)
1.ブランドの特徴
イギリスの老舗ブランド。バーバリーと並ぶトレンチコートの名門で、クラシックで上質なアイテムが揃っています。知名度はやや低めですが、品質は非常に高く、知る人ぞ知る名ブランドです。
2.おすすめアイテム
・トレンチコート
防水性の高い生地を使用した、機能的でエレガントなコート。バーバリーよりも落ち着いたデザインで、大人の雰囲気があります。
・ステンカラーコート
シンプルで洗練されたデザイン。ビジネスシーンでも違和感なく着られます。
3.選び方のポイント
バーバリーに比べて価格が抑えめなので、高品質なトレンチコートを手頃に手に入れたい方におすすめです。コートの選び方は、バーバリーと同様に、裏地や襟の状態、ボタンの有無などをチェックしましょう。
スポーツブランド
スポーツブランドも、古着市場で高い人気を誇ります。

スターター(Starter)
1.ブランドの特徴
アメリカのスポーツアパレルブランド。特に1990年代のNBAやNFLなどのチームロゴが入ったジャケットやキャップが人気です。スポーツとストリートファッションの融合を体現するブランドです。
2.おすすめアイテム
・プルオーバージャケット
ハーフジップのナイロンジャケットは、90sストリートスタイルの象徴。チームカラーを使った派手なデザインが特徴です。
・スタジャン(スタジアムジャンパー)
ウール素材のボディにレザーの袖を組み合わせたジャケット。チームロゴの刺繍が入っていて、存在感抜群です。
・キャップ
NBAやNFLのチームロゴが入ったキャップは、コーディネートのアクセントに最適です。
3.選び方のポイント
スポーツチーム関連のアイテムは、自分の好きなチームや、デザインが気に入ったものを選びましょう。刺繍やプリントの状態、ファスナーの動作を確認します。サイズはオーバーサイズで着るのがストリートスタイルの王道です。
ナイキ(Nike)
1.ブランドの特徴
世界最大級のスポーツブランド。古着市場では、特に1980〜90年代のヴィンテージナイキが人気です。スウッシュロゴのシンプルさと、機能性の高さが魅力です。
2.おすすめアイテム
・スウェット・パーカー
ビッグスウッシュのロゴが入ったスウェットは、シンプルで合わせやすい定番アイテム。
・ナイロンジャケット
ウインドブレーカータイプのジャケットは、軽量で機能的。90sらしいカラーリングのものが人気です。
・Tシャツ
バックプリントが大きく入ったTシャツは、一枚で存在感があります。
3.選び方のポイント
ナイキは偽物も多いので、信頼できる店で購入しましょう。プリントの状態、生地のへたれ具合をチェックします。特にヴィンテージナイキは人気が高く、状態の良いものは高価です。
まとめ:ブランドの知識を武器に、自分だけの一着を見つけよう
古着選びにおいて、ブランドの知識は強力な武器になります。それぞれのブランドの特徴、得意なアイテム、年代による違いを知っていれば、古着屋での宝探しがより楽しく、効率的になります。
定番ブランドは、品質が保証されているので、古着初心者にとっても安心です。まずは本記事で紹介したブランドの中から、自分の好みやスタイルに合ったものを選んで、古着デビューしてみてはいかがでしょうか。
そして慣れてきたら、マイナーなブランドや、聞いたことのないブランドにも挑戦してみましょう。ブランド名にとらわれず、デザインや品質で判断できるようになれば、あなたも立派な古着上級者です。
古着の世界は奥深く、知れば知るほど面白くなります。ブランドの歴史を調べたり、年代鑑定の方法を学んだり、同じブランドのアイテムをコレクションしたり──楽しみ方は無限大です。
この記事が、あなたの古着ライフをより豊かにする助けとなれば幸いです。ブランドの知識を武器に、古着屋へ繰り出しましょう。あなただけの特別な一着が、きっと見つかるはずです。



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